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つれづれなるままに撮っています


by n_sai

2009-01 - 新聞記事から

今日の日記は自分の記録用です。
新聞に記事が載ったのでとっとくためにのその1です。

 宮古市山口の黒森神社を本拠とする国指定重要無形民俗文化財・黒森神楽(前川市平(いちへい)胴取、神楽衆14人)は、2月に東京・国立劇場で開かれる2008年度国際民俗芸能フェスティバル(文化庁主催)に出演する。13回目となる本年度は国内外から4団体が選出され、本県からは唯一の出演。広範囲で長期間にわたる巡行を伝統的に積み重ねてきたことが評価された。関係者は「しっかり培ってきた神楽を披露したい」と張り切っている。
 フェスティバルは2月18日、国立劇場大劇場で、昼と夜の2回公演が行われる。無形民俗文化財の国際交流などが目的で、これまでに田野畑村の菅窪(すげのくぼ)鹿踊保存会などが出演した。
 今回は黒森神楽のほか、秋田・金沢(かねざわ)八幡宮伝統掛唄保存会の「金沢八幡宮掛け歌」、長崎・曲(まがり)郷土芸能保存会の「対馬厳原(いづはら)の盆踊(曲の盆踊)」、ベトナム・ベトナム民俗芸能団の「ベトナムの歌と踊り」が出演する。

 黒森神楽は「権現舞」と「山の神舞」を披露する。「権現舞」は毎年の巡行の際、権現様といわれる獅子頭を携え、家々で舞う儀式の一つ。「山の神舞」は最も大切な祈祷(きとう)舞の一つとされる。前川胴取(73)は「まじめでやる気がある若い衆が出てきたことが誇り。一番大事な権現舞を絶やさないで頑張っている。日ごろ一生懸命やってきたことを存分に披露したい」と意気込む。
 06年に国の重要無形民俗文化財に指定された黒森神楽は、山伏神楽に分類されるる民間の神楽。巡行は正月から2-3カ月間、黒森神社の神霊を移した権現様を携え、久慈市まで北上する北回り、釜石市まで南下する南回りを毎年交互に行っている。長期間に広範囲を回る「廻(まわ)り神楽」として全国的にも珍しく、文化庁によると▽神楽をしっかりと伝承している▽豊富な演目がある-などの特色が総合的に評価された。
by n_sai_sai | 2009-01-14 23:32 | きょうのなんだりかんだり